【ドイツ・ハンブルグ紀行】最終回・暮らすように旅をする
朝は、ピヨピヨピヨ〜♪
可愛い鳥のさえずりで目が覚める。
いつもなら、飛び起きて朝食やお弁当をに忙しく動き出すけれど、
やらなければいけないことはら解放されただけで、
朝の時間がゆっくりと流れていく気がする。
夜寝る前に、乾燥機に入れた洗濯物を取り出しながら、
全く音の漏れないバスルームの作りに感心する。
なんと!バスルームの入り口は、重い防音扉。
ドイツ人は音に敏感とは聞いていたけれど、ここまでとは!
家事を終えたら、いつもの道を歩きながら、
いつもの駅から地下鉄に乗り込む。
旅の中で一番うれしいのは、
そこでしか食べられない、
新鮮で美味しい食べ物に出会う事。
またまた、イーゼルマルクト(Isemarkt) に出かけましょう♪
キレイなお花に目を奪われながら…向かったのは、
チーズ屋さん♪
きっと日本には入ってこないであろうチーズが盛りだくさん。
お値段も、多分日本の1/3くらいかなぁ?
こちらは、お肉屋さん。
美味しい生ハムも見えますね♪
今日のお目当ては、お魚。
港街ハンブルグでは、新鮮なお魚が手に入るんです。
大好きなイチゴも忘れずに(^^)
今回は、美味しいものはもちろん、お土産探しもする事に。
こちらは、ナッツ&スパイス屋さん。
料理に欠かせないスパイズが、すらりと並んでいます。
朝食に欠かせない、ミューズリーやナッツ、ドライフルーツやジャムまで。
試食をいただきながらなので、あれもこれも欲しくなります。
ほとんどのものは、日々の食事でいただいてしまったのですが、
お土産に持ち帰ったのはこちら。
ミューズリーと、ハーブ塩、ジャガイモ料理にぴったりのハーブミックス。
毎日のお料理に使いやすいよう、
セリアの容器に入れ替えたら準備完了!
このハーブミックスで、料理の腕が上がったようになりますよ。
お土産を求めて、イーゼルマルクト(Isemarkt)から街の中心部へ移動します。
次のお目当ては、市庁舎(Rathaus)近くのキッチン雑貨屋さん。
ここで選んだのは、お料理好きの次女へのクッキー型。
夏休みにお友達とクッキー作りを楽しんでいました。
街のあちこちで見かけたハンブルグの紋章。
これは、マンホールのふた。
これは、建物の建立年を記したプレート。
このクッキー型を使うと、ハンブルグの紋章のクッキーが焼き上がるんです。
愛らしい三輪自動車に歓声をあげ、
絵になるゴミ箱を見つめては、街の景観にため息をつき、
いつもとは違う環境で、
時間に追われずいつもと同じように暮らしていると、
少しづつものの見方が変わって、じっくり考える余裕ができる気がします。
地下鉄に乗って、いつもの駅に戻ったら、
見慣れた風景を眺めながら、ホテルに戻る。
ドアを開けて、この部屋の景色が見えると、
いつからかとホッとするよう気持ちになってきている。
歩き疲れたところで、おやつをつまんでちょっと休憩。
日暮れの遅いハンンブルグの夜は長いので、急ぐこともない。
一息ついてから、夕食の支度にとりかかりましょ。
マルクトで仕入れた新鮮なお魚をオーブンに入れ、
おしゃべりしながら、作る時間も楽しんで。
「美味しい食事は、魂の糧となるんだよ」
映画のセリフを実感するひとときです。
魂の糧。
食事をして満たされていくような気持ちになるということは、
私の魂はちょっとお疲れ気味だったのかも…
どこか遠いところからこの世に生まれてきたのなら、
私たちの人生も旅のようなもの。
いつもの暮らしも、
旅するような気持ちで暮らしてみたらどうだろう?
今をもっと楽しんで、
小さな幸せを一つ一つ、噛みしめながら生きる事ができるのではないだろうか。
ただいまー!と家に帰った時、
旅のおかげで、
日本の良いところ、
家族の良いところが見えてくる。
新しい旅が始まった。
そう思って、過ごしてみよう(^^)