こうすべき!の枠にしばられている大人におすすめの絵本
絵本が大好きな大人が、絵本を肴にあれこれ語る「絵本を楽しむ会」。
毎月楽しみにしている集いです。
直近のテーマは「大人におすすめの絵本★」でした。
そこで紹介された絵本は、
乾いた心にじわっと染み込む潤いだったり、
忘れていた大切なものを思い出させてくれる時間だったり。
いつもの暮らしに帰っても、
出かける前とは違う景色が見えてくる、
不思議な魔法のような絵本がたくさん登場したんですよ。
答えは自分の中にある『最初の質問』
ちなみに、私が選んだ絵本はこちら。
『最初の質問』 長田弘・詩/いせひでこ・絵
長田弘さんの詩と、いせひでこさんの透明な絵。
心にすっと広がります。
お二人に重なる私のイメージは、「樹木」。
何かに追われるように急ぎ足の毎日。
ふと立ち止まって空を見上げたり、
木を見あげたり。
そんな時間をもってないな…と感じたら、
「すべき」ことに追われているのかもしれません。
「べき」の枠は、いつできる?
大人になると、いつの間にか「こうすべき」「こうあるべき」の枠を持っている気がします。
いつからなんでしょうね?
「ちゃんと並びなさい」
と言われた、小学校の運動会の練習の時?
「試験前は試験のことだけに集中して勉強しなさい!」
と言われた、中学校の試験のころ?
「校則守らないと、推薦してもらえないよ」
なんて、高校の校則に縛られていたころ?
でもこの時代はまだ、「すべきこと」に反発していたはず。
社会人になって、個人の楽しみよりも、
「顧客の満足」「会社の利益」を優先するようになったころ?
何より大きいのは、きっと親になったころ。
誰かに言われるのではなく、
自分の中にある「あるべき親の姿」「良き母」にのイメージに縛られて、
「こうすべき」「こうあるべき」の枠をがっちりと組んでしまう。
栄養のある食事を作らなきゃ。
家の中は清潔に、ちゃんと片付けなきゃ。
バスの中で騒いではダメよ!騒ぎそうになった時のためにあれ持っていかなきゃ。
帰ったら手を洗いなさい!うがいもね!!
寒くなるかしら?風邪ひかないように上着も用意してやらないと。
明日の朝起きられないといけないから、早めに帰って寝かさなきゃ。
無駄遣いせず、家計簿つけないと…。なんて
そんな時、バッチフラワーエッセンスにも、
「ロックウォーター」というおすすめのレメディがあります。
(次回また詳しくご紹介しましょう。)
バッチフラワーエッセンスのコンサルティングをさせていただく中で、
子供は質問することで、自分の知らない答えを見つけようとし、
大人は質問されることで、自分の中にある答えを見つけていくような印象を受けます。
詩を読むということは、読書とはまた違って、
心と時間に余裕がないと読めないもの。
でも、その余裕をなくしてしまった時は、
詩を読むことで、立ち止まって深呼吸する余裕ができることもあります。
心に余裕をくれる詩
長田 弘さんのこちらの本も、
立ち止まってみる良き助けになってくれます。
『深呼吸の必要』 長田 弘
見えない答えを見つけたい方には、
ふと考えるきっかけをあたえてくれるような言葉が、
そっと並んでいます。